Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕組みや料金、メリット・デメリットなどについて解説!

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員 の仕組みや料金、メリット・デメリット などについて解説!

最近フードデリバリーサービスを利用する方がかなり増え、フードデリバリーサービスに参入する企業の数も段々増えてきています。

その先駆けとなったのがUber Eats(ウーバーイーツ)です。

2014年にアメリカでサービスが開始され、2016年には日本でもサービスが開始されていましたが当時は普及せず、新型コロナウイルスで外出しづらい状況ができてから普及しました。

フードデリバリーサービスで人気の高いUber Eats(ウーバーイーツ)で配達員をしてみたい方も多いと思われます。

今回はUber Eats(ウーバーイーツ)で配達員として働きたい方向けに、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の仕組みや料金の形態、メリット・デメリットなどについて解説します。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)は少し前に確定申告や料金改定に関する話題が飛び交っていましたが、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員はどういった仕組みの中で働いているのか気になるところです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の仕組みについて、雇用と料金の2つの側面から解説します。

雇用の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)は会社から雇用されて給料をもらうわけではなく、個人事業主として配達した分だけの報酬をもらう形となっています。

シフト制で労働時間が決められているわけではなく、自分の好きなタイミングで配達の開始時間と終了時間を決められます。

自分の都合や気分で仕事をするかどうか判断できる点が大きな魅力として注目が集まっています。

ただ、扱いが給与所得者でないため、個人事業主は自分で責任を持って確定申告を行う必要があります。

個人事業主としての働き方がこれまで一般的ではなかった分、確定申告のやり方がわからないとか、しなくてもバレないという考えで、正しく確定申告ができていないケースが多いことが問題視されています。

料金の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達料金の1件あたりの計算方法は以下のようになっています。

配送料+プロモーションーサービス手数料(+チップ)

配送料は基本金額に配達調整金額を加えて算出されます。

配達調整料金については後ほど解説します。

プロモーションはインセンティブとも呼ばれ、配達金額ブーストとピーク料金を足して算出されます。

サービス手数料は配送料の10%分の料金となっています。

これらにチップが加わって料金が算出されます。

♦配達調整料金とは?

この料金の計算方法は2021年5月10日に採用されました。

それまでは基本料金にピックの受け取り料金と受け渡し料金を足して配送料が算出されていて、忙しくない時間帯でも1件あたり400~500円分くらいもらえていましたが、その部分が配達調整料金に置き換わってからは稼ぎにくくなりました。

ブーストやピーク料金がもらえないと、配達料金の合計が1件あたり最低保証金額の300円になることが多いです。

配達調整料金は、主に交通の混雑具合、受け取りの待ち時間、配達の需要の高さの3つの要素で料金が変動します。

これらの要素は、これまで似たようなパターンの配達をしてきた方のデータを基にして計算されています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員と他のフードデリバリーサービスの配達料金を比較

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員と他のフードデリバリーサービスの配達料金を比較

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、1件あたりの配達料金が以前よりも安くなってしまいましたが、他のフードデリバリーサービスと比べてどうなのか、出前館、menu(メニュー)、DiDiフード(ディディフード)、Wolt(ウォルト)、foodpanda(フードパンダ)と配達料金を比較していきます。

フードデリバリサービス 配達料金
Uber Eats(ウーバーイーツ) 配送料+プロモーションーサービス手数料
出前館 関東エリア:715円、他都市:660円、沖縄:550円
menu 回数料金+距離料金
DiDiフード 受取料金+受渡料金+(ピック距離×125円)+(ドロップ距離×125円)-手数料
Wolt 基本料金+長距離料金
foodpanda 配達距離、車両、エリア、ピークタイム、応答率、ランクによって毎回変動

1件あたりの配達料金の計算方法は、出前館だけ固定料金であるのに対して、他の5つのサービスでは、受け取りや受け渡しの料金、ピック距離にまつわる料金などを基に算出されています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の料金相場はブーストやピーク料金が入らないと300~400円程度で、DiDiフードも同じくらいの料金相場となっています。

Woltやfoodpandaで400~500円前後、それより1件あたりの配達料金が高いのが出前館やmenuです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)は他のフードデリバリーサービスよりもかなり配達料金が安い設定となってしまっていて、しっかりと戦略を考えた上で判断しないと、普通のアルバイトよりも稼げない可能性が十分にあります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕事の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕事の仕組み

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員になる前に、どんな流れで配達をしていくのか理解しておくことが大切です。

アプリ起動から配達完了までの一連の仕事の流れやアプリを使う前に必要なUber Eats(ウーバーイーツ)の配達員登録の方法を説明します。

アプリ起動から配達完了するまでの流れ

Uber Eats(ウーバーイーツ)のアプリを起動して業務を開始して1件配達を完了するまで、以下の流れに沿って動くことになります。

STEP.1
アプリを起動させる
配達中はUber Eats(ウーバーイーツ)のアプリを使うため、まずは注文を受け取るためにUber Eats(ウーバーイーツ)のアプリを起動させます。
STEP.2
注文を受ける
アプリを起動させると、注文が1件ずつ届くようになります。受けたい注文の場合はその注文を受けます。
STEP.3
お店に向かう
アプリ上にピック先の店舗の住所が記載されているため、地図を頼りにその店舗に向かって、商品を受け取ります。
STEP.4
配達先に向かう
商品を受け取ったら、配達先の住所も地図上に記載されているため、配達先に商品を渡しに行きます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の始め方

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達時にはアプリの利用が必須ですが、そのアプリの利用を始める前に配達員の登録を済ませておく必要があります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の始め方

出典:https://www.uber.com/jp/ja/deliver/

公式サイトでUber アカウントを登録します。

メールアドレスや電話番号は、緊急時に連絡できるようにメインで使っているものを登録してください。

 

アカウント登録後に、身分証明書などの必要書類をアップし、入金用の銀行口座を登録します。

以前は、使える銀行口座は三菱UFJ銀行や三井住友銀行といったメガバンクのみでしたが、最近では数多くの地方銀行で対応可能となりました。

 

登録が完了したらアプリをダウンロードし、登録したメールアドレスとパスワードでログインし、プロフィール写真などを登録します。

審査が通ってたらこのまま配達できますが、配達バッグがない場合には、Amazonの4,000円くらいで専用のバッグを購入して、それを使って配達します。

このバッグは必須ではないため、同じくらいの機能性があれば他のバッグを利用しても問題ありません。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達可能エリア

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達可能エリア

Uber Eats(ウーバーイーツ)は全国どこでも配達できるわけではありません。

現在は全国41都道府県に配達可能エリアがあります。

地方ごとにわけて配達可能エリアを紹介します。

北海道地方

  • 北海道

東北地方

  • 青森県
  • 岩手県
  • 秋田県
  • 宮城県
  • 福島県

関東地方

  • 群馬県
  • 茨城県
  • 栃木県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 埼玉県
  • 千葉県

中部地方

  • 静岡県
  • 長野県
  • 新潟県
  • 石川県
  • 富山県
  • 岐阜県
  • 愛知県

関西地方

  • 大阪府
  • 奈良県
  • 京都府
  • 滋賀県
  • 三重県
  • 和歌山県
  • 兵庫県

中国地方

  • 山口県
  • 岡山県
  • 広島県

四国地方

  • 愛媛県
  • 香川県
  • 高知県

九州地方

  • 福岡県
  • 大分県
  • 宮崎県
  • 熊本県
  • 鹿児島県
  • 長崎県
  • 佐賀県
  • 沖縄県

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員と他のフードデリバリーサービスと比べたメリット・デメリット

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員と他のフードデリバリーサービスと比べたメリット・デメリット

Uber Eats(ウーバーイーツ)でフードデリバリーサービスを始める前に、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達の特徴を理解しておくと、自分にUber Eats(ウーバーイーツ)が向いているかどうか何となく想像しやすいと思われます。

そこで、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員のメリットとデメリットを解説します。

メリット

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員のメリットは主に以下の4つが挙げられます。

  • 配達エリア・加盟店が多い
  • 登録が簡単
  • 週払いできる
  • インセンティブが豊富

Uber Eats(ウーバーイーツ)は日本でフードデリバリーサービスの元祖のような立ち位置にあるため、配達エリアや加盟店が多く、Uber Eats(ウーバーイーツ)で料理を注文する方も多いです。

そのため、最近では地方に住んでいる方でも配達員デビューしやすくなってきています。

また、Uber Eats(ウーバーイーツ)は他のフードデリバリーサービスと違って、研修動画の閲覧やテストを受けさせられることなく配達員登録ができます。

配達時の注意事項はアプリ内でもチェックできるので、隙間時間に注意事項をチェックしたいからわざわざ時間を取られたくないといった方にはありがたいシステムです。

他にも、通常時の配達料金はイマイチだと感じてしまうかもしれませんが、Uber Eats(ウーバーイーツ)では報酬の支払いは週払いが基本だったり、クエストやブーストなどのインセンティブが豊富です。

インセンティブが手厚い部分は以前と変わらないUber Eats(ウーバーイーツ)の強みとして残っています。

雨が降れば一定時間内に指定された回数配達すれば、追加で数百円から数千円もらえたり、ランチタイムやディナータイムに天候が崩れていると、ピーク料金で配達1件あたり200円以上追加でもらえたりします。

デメリット

一方で、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員のデメリットは主に以下の3つが挙げられます。

  • 工夫しないと配達がこない
  • 配達料金の差が大きい
  • 収入が不安定

新料金に変わるまでは平日でも1日1万円稼ぐことはさほど難しくなかったため、Uber Eats(ウーバーイーツ)ならではのデメリットはあまりなかったのですが、新料金に変わってから稼ぎにくさのデメリットがいくつか露見しています。

Uber Eats(ウーバーイーツ)はその人気ぶりから注文数が増えましたが、それと同時に配達員デビューする人も増えたため、失敗を繰り返しながら独自の戦略を組んで配達しないと、ずっと注文が来なくて稼げないことが珍しくなくなりました。

また、新料金に変わってからピーク時とそうでない時とで1件あたりの配達料金に大きな差が生まれるようになりました。

ピーク時にうまく立ち回れなかった場合に、それ以外の時間に盛り返すことはほぼ不可能なので、ピーク時の立ち回りがかなり重要です。

そういったこともあり、Uber Eats(ウーバーイーツ)だけでは収入が不安定になりやすいため、他のフードデリバリーサービスと併用して使う、あるいは別に本業を見つけて働きながら副業でUber Eats(ウーバーイーツ)を利用する形にすることをおすすめします。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の口コミ・評判

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の口コミ・評判

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員に登録する前に、実際にUber Eats(ウーバーイーツ)で配達員をしている方がどんな感想を抱いているのか知っておくことが大事です。

そこで、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員の良い評判と悪い評判を紹介します。

良い評判

今日の午前中、初めてウーバーイーツ配達員(ママチャリ)をやってみた結果 ・朝の時間帯は待たなくても注文来る ・時給換算1500弱くらい。慣れればそれ以上 ・ママチャリ鬼きつい ・定期的に水飲まないと死ぬ 結論、ちゃんとやれば稼げるしも運動不足解消出来るけどママチャリでフルタイムは無理

引用:https://twitter.com/kiichitalk0909/status/1421393813851967491

私は契約社員で働いているが、正社員の人たちは『社畜』、『なんかの宗教の信者』にも見えてくる。 とてもじゃないけど、正社員になりたいと思えない。 正社員と比べると契約社員は収入は低いけど、副業で手軽に稼げる『ウーバーイーツ』はありがたい。 雇用5ギクワーク5のハイブリットやりたい♪

引用:https://twitter.com/UpA3zFNzChb2Swo/status/1421837247851110404

配達のピック状況は、その時の時間帯や気候、配達員の多さなどさまざまな要因で大きく変わってきます。

うまく時間帯を選べば普通のアルバイトよりも稼ぐことのできる料金の仕組みになっていることは間違いありません。

中には、あえて正社員にはならずに副業でUber Eats(ウーバーイーツ)を取り入れている方もいます。

自分がどう働くのが一番良いか考えた上で、隙間に取り入れられる点も配達員の強みになっています。

悪い評判

もう公園に50分もいるのか現金ONでも鳴らないのでぼちぼち移動します

引用:https://twitter.com/tJS7xYjKBahCZ5u/status/1420266543196229638

武蔵境、三鷹とエリア移動しても鳴らない #ウーバーイーツ

引用:https://twitter.com/Ep7D1/status/1420953268977475585

「Uber Eats(ウーバーイーツ)」とTwitterなどのSNSで検索すると、ほとんどの時間帯で「鳴らない」と嘆くコメントをしている方が少なくとも1人はいます。

それだけ配達員の数が増えていて、ピック状況に大きな影響を与えています。

しかし、夏であれば夜よりも日差しが出ている昼間の方が注文が来やすいだろうと、注文する側の立場に立って考えられれば、自然とどう動いていけば稼げるのかがわかってくるはずです。

配達員で稼ぎたい方は、ノープランでは稼ぐことはできないことだけは念頭に置いて挑戦してみてください。

まとめ

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、日本でのフードデリバリーサービスの元祖として人気を集めてきて、かつては月に100万円近く稼ぐ方もいたほど稼げる仕事でした。

2021年5月10日の新料金に仕組みが変わってからは、他のフードデリバリーサービスと比べて1件あたりの配達料金が安くなり、配達員の数も増加したことから、これまで以上に戦略を練って立ち回らないと安定して稼ぐのが難しくなりました。

しかし、インセンティブの豊富さは変わらず他のフードデリバリーサービスよりも優れているため、配達件数を重ねる工夫をすればアルバイトよりも稼げる仕事に変わりはありません。

これからUber Eats(ウーバーイーツ)で配達員をしたい方は、自分のしたい働き方に合わせて、挑戦心を持って試行錯誤しながらUber Eats(ウーバーイーツ)で稼いでいってください。