「Wolt(ウォルト)で配達員をしたいけれど仕組みがわからない」
「Wolt(ウォルト)配達員になるメリットを知っておきたい」
今回はこのような方を対象にして、Wolt(ウォルト)配達員の仕組みについてわかりやすく解説しています。
最後まで読んでいただくことで
- Wolt(ウォルト)の概要
- Wolt(ウォルト)配達員として働く時の仕組み
- Wolt(ウォルト)で配達員をするメリット&デメリット
を理解することができます!
Wolt(ウォルト)とは
Wolt(ウォルト)はフィンランド発のフードデリバリーサービスを展開する会社です。2020年から日本でもWolt(ウォルト)でフードデリバリーを行えるようになりました。
まだ日本全国で利用できるシステムではありませんが、今後、配達エリアが拡大されていくことが予想されます。
Wolt(ウォルト)ではアプリを通してフードデリバリーを依頼します。テイクアウトか配達員によるデリバリーかを選ぶことができます。
Wolt(ウォルト)でフードを注文するだけでなく、配達員として働くことが可能です。今回は配達員として働く目線でWolt(ウォルト)の仕組みについて紹介しています!
Wolt(ウォルト)配達員の料金の仕組み
この章ではWolt(ウォルト)配達員の料金の仕組みについて解説します。
Wolt(ウォルト)では以下の3つで配達報酬が決まります。
- 配達料金
- インセンティブ
- 時給保証制度
時給保証制度についてはWolt(ウォルト)配達員になるメリットの章で触れていますので、この章では配達料金とインセンティブについて解説します。
配達料金
配達料金は「基本料金」と「距離料金」で計算されます。
基本料金は配達を一件完了させると受け取れる料金のことを指します。エリアや時間帯によって基本料金は異なるので日本全国で一律には決められていません。
距離料金はピックアップ先の店舗から配達先までの配達距離に応じて、基本料金に加算される料金のことを言います。ピックアップ店舗から配達先まで直線距離で1.5km圏内にある場合には距離料金は加算されません。
配達先が直線距離で1.5kmより遠い場合、100mにつき、100m×10円が距離料金として報酬に加算されるという仕組みです。
例を挙げて説明します!
ピックアップ先の店舗から配達先を直線で結んだ距離が2kmだったとします。
最初の1.5kmは距離料金の計算の対象外となるので、2km – 1.5km で0.5kmが距離料金の対象となることがわかります。
距離料金は1.5kmより遠い場合、100m以降の距離に対して計算されるので、さらに500m -100mで400mとなります。
100mに対して10円ですので、今回は4×10円で、40円の距離料金が加算される仕組みです。
インセンティブ(追加報酬)
ある条件を達成することで、さらに配達員報酬が上乗せされる仕組みをインセンティブといいます。
インセンティブの仕組みとして以下の2つをご紹介します。
- ブースト
- Weeklyボーナス
ブーストは配達注文が多い時間帯で一時的に配達員が不足しているときや雨の日で配達員が少ない時に追加されるインセンティブです。
Weeklyボーナスは一週間で決められた回数の配達を達成すると追加報酬が付与される仕組みです。Uber Eats(ウーバーイーツ)でのクエストと似たシステムです。
Wolt(ウォルト)配達員の配送システムの仕組み
Wolt(ウォルト)の配達員になった場合、どのような流れで配送を行うのか、その仕組みについて簡単に解説します。
Wolt(ウォルト)配達員として働くにはスマートフォン用のアプリが必須となります。Wolt(ウォルト)配達員専用のアプリがあり、食事のピックアップ先をチェックしたり、収入を確認する仕組みです。
Wolt(ウォルト)配達員として一件の配達を行うまでの仕事の流れについてみていきましょう。
Wolt(ウォルト)配達員専用アプリは配達を行う前にお手持ちのスマホにインストールしておく必要があります。iPhoneであればAppStore、AndroidであればGooglePlayからダウンロードできます。
Wolt(ウォルト)配達員として配達員用のアカウントを作成しておくことも忘れないようにしてくださいね。
Wolt(ウォルト)では配達モードを2つから選ぶことができます。
- 1件配達モード
- 複数同時配達モード
商品を1件ずつ配達するのか、もしくは複数の商品をピックアップしてそれぞれの配達先に配達するかを選択します。
複数同時配達モードだと一度に複数件の依頼をこなすことができ収入アップが見込めますが、配達依頼をキャンセルするのに手間がかかるというデメリットがあります。
一方で1件配達モードは1件ずつピックアップして配達する仕組みです。配達依頼をキャンセルすることもできるので自分の好きなように配達できます。ただし、収入は複数同時配達モードよりも低くなってしまいがちです。
配達員として配達する準備ができたらアプリからオンライン設定に変更します。これにより、配達依頼を受けることが可能となります。
配達依頼が来たら商品をピックアップするために店舗に向かいましょう。アプリ上でピックアップするフードが完成しているかどうかを確認することができます。
料理の準備ができたことを確認できたら、入店して商品を受け取りましょう。
店舗では複数の依頼を同時にこなしている場合もありますのでオーダー番号をチェックしてピックアップ商品を間違えないようにするのもポイントです。
ピックアップ店舗から配達先へ商品を配達すれば配達員としての仕事は終了です。
当日2件目以降の配達はSTEP4〜STEP5の繰り返しとなります。このサイクルを速くすることで時給を上げることが可能となります!
Wolt(ウォルト)配達員になるメリット
この章ではWolt(ウォルト)配達員になるメリットについて解説しています。
もしも他のフードデリバリーサービス配達員と悩んでいる場合には、この章を参考にしてWolt(ウォルト)で配達員として働く特徴を掴んでみましょう。
配達員の配達効率を考えた仕組み
Wolt(ウォルト)配達員の報酬は完全歩合制です。時給を高くするためには短時間で多くの配達を行う必要があります。
Wolt(ウォルト)では複数同時配達モードを選択することで効率よく配達を行える仕組みがあります。配達は1件それぞれに対して配達料金が支払われるので効率的に稼ぎたいのであれば、同時配達は必須です。
Wolt(ウォルト)の複数同時配達モードは配達先が近い注文を複数ピックアップできる仕組みになっています。
複数商品の配達先が反対方向にあるならば、それは効率的だと言えませんが、Wolt(ウォルト)ではその心配は必要ないということです。
配達員の時給保証
複数同時配達モードに設定した配達員のみに適用される仕組みですが、配達員の時給保証があります。
時給保証を行ってもらうためにはWolt(ウォルト)配達員専用アプリから、配達員として稼働する時間をあらかじめ予約しておく必要があります。
予約できる時間は最低2時間から最長で5時間ほどです。Wolt(ウォルト)配達員として働く予定があるならばシフトに登録しておきましょう。
予約時間にWolt(ウォルト)配達員専用アプリでオンライン設定にしなければなりません。保証される金額は1時間1,000円ほどになっています。
補填される方法について以下で例を見てみましょう。
3時間のシフト枠を予約していたとします。最低保証金額が1時間1000円とすると、最低でも3000円は受け取ることができます。
3時間で配達によって得られた報酬が2500円だったとしても、最低保証金額が3000円ですので500円が補填されて最終的な支払いは3000円になるということです。
逆に、配達によって3000円以上の報酬を得られた場合には最低保証金額を超えていますので補填はありません。
サポートセンターの対応が手厚い
Wolt(ウォルト)はサポートセンターの対応が良いことでも人気です。この対応はフードデリバリーを利用するお客さんだけでなく、配達員に対しても同じです。
Wolt(ウォルト)配達員として働く上で疑問や相談が生じる機会が出てくるはずです。この時に頼れるのは運営元のWolt(ウォルト)ですね。
Wolt(ウォルト)では営業時間中であれば、問い合わせ後、数分以内で返答が返ってくることがほとんどです。急を要する問い合わせを行なった場合でもあまり待たされることなくスムーズにやりとりを行うことが可能なのです。
また、配達員と注文者の間でトラブルが生じてしまった時にも運営元のWolt(ウォルト)が間に入ってやりとりすることができます。
Wolt(ウォルト)配達員のデメリット
この章ではWolt(ウォルト)配達員として働く上で気をつけておいた方がいい点について解説しています。
配達地域の範囲が狭い
Wolt(ウォルト)は2020年に日本でサービスを開始して以来、利用できるエリアを拡大しています。しかし、それでもまだ日本全国では利用することができません。
今現在では20都道府県、30の地域でサービスを展開しています。
この範囲で配達員として活動できないのであればWolt(ウォルト)配達員になるのは今の段階では難しいかもしれません。
これからWolt(ウォルト)の利用可能エリアが広がる可能性は十分にあるのでその時まで待つ必要があります。
商品ピックアップの距離が遠いことも
Wolt(ウォルト)配達員の報酬はフードのピックアップ店舗から配達先までの直線距離で計算されます。ピックアップ先までの道のりは配達距離として計算されないので注意が必要です。
つまり、効率的に稼ぐためにはピックアップ先の店舗が近いことが条件となります。
同じフードデリバリーサービスにUber Eats(ウーバーイーツ)がありますが、こちらではピックアップ先までの移動に関しても報酬計算の対象となりました。
以前のUber Eats(ウーバーイーツ)ではピックアップ先までの距離は配送料金にカウントされていません。
このような例がありますので、今後、Wolt(ウォルト)でも報酬体系の仕組みが変わる可能性があります。
Wolt(ウォルト)配達員になるには
この章ではWolt(ウォルト)配達員として働けるようになるまでの流れについて解説していきます!
Wolt(ウォルト)配達員としてアカウントを作成することから始まります。Wolt(ウォルト)公式サイトから登録することができるのでアクセスしてみましょう。
まずはじめに
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
などの基本的な情報を入力します。これが終わると電話番号の認証を求められます。認証が完了すると、
- 話せる言語
- 稼働エリア
- 配達員としての経験
などを問われるので入力して進みましょう。入力が完了すると申し込みが完了したことを知らせるメールが届くのでこれでアカウント作成は完了となります。
アカウントを作成して数日すると、Wolt(ウォルト)の配達員として登録するための説明会の連絡がきます。予約フォームから希望する日時を選択して説明会に参加しましょう。
Wolt(ウォルト)配達員登録説明会は2回行われ、2回とも参加する必要があります。
Wolt(ウォルト)配達員登録説明会の1回目は、配達員登録に必要な書類を提出する作業が主となります。必要な書類は配達に用いる車両によって異なるので注意してください。
登録説明会2回目では
- 適正テスト
- 配達員専用アプリ「Wolt Partner」の使い方説明
- 配達に使うグッズの受け渡し
などが行われます。
適正テストでは交通ルールやWolt(ウォルト)の仕組みに関する問題が出題されます。このテストの受験は1回限りで再受験はできないので気をつけましょう。
その他、Wolt(ウォルト)配達員専用アプリの使い方の説明を受けたり、配達に利用するグッズの受け渡しがあります。
以上のプロセスを踏むことでWolt(ウォルト)の配達員として稼働することができます!
Wolt(ウォルト)配達員はWolt(ウォルト)に雇われているわけではなく、個人事業主として稼働します。確定申告などはご自身で行わなければなりません。
個人事業主となる手続きも合わせて進めましょう。
まとめ
この記事ではWolt(ウォルト)配達員の仕組みについて知りたい方向けに
- Wolt(ウォルト)の概要
- Wolt(ウォルト)配達員として働く時の仕組み
- Wolt(ウォルト)で配達員をするメリット&デメリット
について解説してきました!
Wolt(ウォルト)はフードデリバリーサービスとして、これからも成長するサービスだと予想されます。
もしもフードデリバリーサービスの配達員になることを検討されているならば、ぜひこのブログを参考にして登録作業を進めてみましょう!